ラ・フェニーチェ(フェニックス - 不死鳥)

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ラ・フェニーチェ(フェニックス - 不死鳥)

2012年“ラ・フェニーチェ”

技術的説明

表面板 - 本のようにカットしたスイス産モミ  
側面・裏面 - イタリア産スギ
音叉 - 646
設計 - トーレス型5本スポーク
使用モデル - トーレス SE110型のリバイバル
ボディのピッチ - 74 Hz (第6開放弦に該当、Dで音程が狂う)
最大共振周波数 - 1290 Hz
この作品の歴史
関わらず(タッレガのトーレスSE114型を例とする伝統的 ギターの表面板面積約1340cm2に対し、約1090cm2) 、 近代コンサート楽器と比較した際、応答周波数と音量強度で言うとその種のギターの最高峰に立つパフォーマンスレベル(ボディのピッチ74Hzに値するD、 1メートルの距離で測定するSPL約86.5db、3.7メートルでは84 db)を誇る。 この作品は楽器自体のサイズがいかに音響効果と無関係で、むしろ製作段階での設計とその実現のみが影響を及ぼす事を示す“生きた” 証拠であり、私達の弦楽器製作界にとって極めて重要な一品である。